- 口取り
- 馬の口をとって発馬機内に誘導したり、暴れそうな馬を抑さえていること。また勝った馬がウイナーズ・ザークルで行なう記念撮影のことをさす場合もある。
- 口向き
- 一口でいえばはみ受けの状態のこと。はみは手綱を通して騎手の意志を馬に伝える一方、馬の意志を騎手が感知する接点でもある。これは手綱の微妙な操作によって行なわれる。口向きを良くするための調教は最も大切なこととされている。
- 頸差し(くびさし)
- 頸の状態のこと。「あの馬は頸差しが良い」などという。前肢の運動は頸の方向と重要な関係があり、頸のつき方および頸の型は能力に影響するといわれている。力強く自然の型をして適度に発達しているのが良いとされている。
- 鞍(くら)
- 馬の背に置いて人や荷物をのせる具。大きく分けると馬場用と障害用に分けられる。馬場用の鞍はあおり革の前の線がまっすぐで騎手が膝で体を固定できないため、あまり楽なものではない。少し前の方にあおり革がせり出している鞍が安定的である。障害用の鞍は、あおり革がなお一層前へ出ていて、膝の固定と、騎手が体を前方へ傾斜させることができる。この極端なものが競走用の鞍である。また、レースではこの鞍の重さも負担重量に含まれる。
- クラシックレース
- 桜花賞、皐月賞、優駿牝馬(オークス)、東京優駿(日本ダービー)、菊花賞の総称。これらはいずれも古い伝統をもつ3歳馬だけのレースで、イギリスの体系にならって創設された。
- 栗毛(くりげ)
- 被毛は黄褐色で、長毛は被毛より濃いものから淡く白色に近いものまである。
- グレード制
- 各重賞競走の役割と重要性を広く認識してもらい、生産界の指標としての重賞競走の位置づけを明確にするため、昭和59年度より格付けされるようになった。「格」を表わす記号として「GRADE」の頭文字である「G」を使用して、GI、GⅡ、GⅢの3グループに分類されている。GI は競走体系上もっとも重要な意義をもつ根幹競走、GⅡ はGI に次ぐ主要な競走で、GIの勝ち馬も比較的容易に出走できる内容をもった競走である。GⅢ についてはGI、GⅡ以外の競走である。また、障害競走の格付けはJ・GI、J・GⅡ、J・GⅢとして表記される。なお、平成19年には日本のパートI 昇格に伴い、平地競走については、国際格付けを持つ競走をGI、GⅡ、GⅢと表記し、それ以外の競走をJpnI、JpnⅡ、JpnⅢと表記するようになった。
- 黒鹿毛(くろかげ)
- 被毛の色合いが黒味がかった赤褐色で、黒味の程度により相当黒く見えるものまであるが、眼の周辺、腋、ひばら、下腹及び内股は褐色で長毛と四肢の下部の色は被毛の色の濃淡にかかわらず黒色である。
- 競馬サークル
- 馬主、生産者、厩舎関係者(調教師、調教助手、騎手、厩務員、装蹄師、獣医ら)、中央競馬会およびその外郭団体の職員をひとまとめにして「競馬サークル」と呼ぶ。
- 血統(けっとう)
- それぞれの馬の父母の系統のこと。競馬では優秀な血統の馬でなければ好成績をあげる確率が低いとされる。しかしその評価は絶対なものではなくそこに競馬を楽しむ面白さがある。競走馬として好成績をあげるには、もちろん血統だけでなく、馬体やその他諸種の条件が揃っていることも必要だが、血統はもっとも根本的なものといえる。
- 毛づや
- 馬の栄養、健康状態が端的に現われるのが毛づやである。つやつや光って見えるのは栄養十分、運動状態もよいし内臓の疾患もなく、健康状態であることを示している。不健康な馬は毛につやがなく、毛が立ってボサッとしている。ただ毛づやは手入れの良し悪しによっても違うのでパドックで馬を見た場合、本当に毛づやが悪いのか、手入れが悪いのかを見極める必要がある。
- 気配 (けはい)
- 馬の動き、仕上がり度合や、気合いが入っているかどうかなどあらゆる面を総合して観察した雰囲気。
- 検量室(けんりょうしつ)
- 検量をするところ。現在はデジタル計量秤で検量を行っている。出走馬は定められた負担重量を背負わねばならないが、この重量をチェックするためにレース前に行なうのが前検量、レース後に行なうのが後検量で、前検量はレースの70分前から始まり、後検量はレース終了直後に7位までの騎手と裁決委員が特に指定した騎手について行なわれる。騎手は公表された重量で騎乗しなければならないが、計量の結果、重量が超過した場合は、その超過重量が2キロの範囲内であって、裁決委員が認めたときはその計量した重量で騎乗できる(発表重量は変更)。また、前検量において計量した重量と後検量において検量した重量の差が1キロを超えた場合には失格となる。ただし裁決委員が降雨、泥水付着などの理由によりやむを得ないと認めたときは失格とはならない。
